2019.11.28

くまもと南部広域病院 地域リハセンターとの連携

みなさん言語聴覚士(ST) をご存知でしょうか? 食べること、喋ることなど私たちの生活に大事な機能のリハビリを専門とした職業です。 近年、フレイルの前段階としてオーラルフレイルが関与していることが研究で明らかになっています。 ※フレイルとは? 「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。 どれだけ運動を行っても栄養がとれなければ、求める効果は得られません。食べれるからこそ、動ける体をつくることができます。 今回、くまもと南部広域病院の地域リハセンターより言語聴覚士を定期的に派遣頂けることになりました。 “リハビリ”と聞くとどうしても足腰を強くするためのリハビリイメージがありませんか? 特に脳梗塞後遺症や神経難病をお持ちの方など、お口のリハビリが必要な方は沢山いらっしゃいます。 口腔機能に対しての研究や本も沢山出ています。 しかし、どうしても手足の麻痺や動かしにくさに目が行きがちかと思います。要支援、軽介護度の方々においても生活機能チェックリストにおいて、口腔の項目にチェックが付いている方も多く見受けられます。口腔機能も身体の機能の大切な一部として、本人様やご家族、CMより認知度が上がるよう啓発活動も行なっていけたらと考えています。 食事場面等において、とろみの量… 弱… このくらいかな?… と匙加減を悩むことはありませんか? 実際にリハケアでもトロミの量について悩んでいたケースがありましたので、今回ご相談しました。 リハケアくまもとでは、手足のリハビリだけではなく、口腔内の衛生や、予防を含めたお口のリハビリも強化していきます!! くまもと南部広域病院の言語聴覚士の方々、これからよろしくお願いします! R1.11.28